日本人騎手 なぜG1で外国人騎手に勝てないのか
近年、短期免許で海外の有力騎手が日本で乗ることが常態化しており、また、JRA所属の外国人騎手も出てきたことで、日本人騎手がなかなかG1で勝てないという状況になっています。とはいえ、G1レースに乗る騎手の国籍はほとんどが日本人であり、外国人騎手はジャパンカップを除き、せいぜい4人から5人程度です。では、なぜ日本人騎手の方が多いのにレースでは外国人騎手に敗れてしまうのでしょうか。
その理由として、まず単純に技量が違うということが挙げられるでしょう。競馬の先進国はヨーロッパであり、日本はヨーロッパの競馬を学んでここまで発展してきました。短期免許で日本にくる外国人騎手は母国のランキングで上位に入っており、いうなれば競馬の本場で超一流の活躍をしている騎手に、日本人騎手が勝てないのは当たり前ということになります。
また、外国人騎手と日本人騎手の経験の差というのも大きいです。日本にくるような騎手は、ヨーロッパだけではなくアメリカや香港、ドバイなどにも遠征してG1に乗っていることが多く、国内だけでしか乗らないことが多い日本人騎手と比べると踏んでいる場数が違うということになるわけです。
日本の競馬界が外国人騎手の受け入れをやめない限り、日本人騎手がG1を勝てない時代はまだまだ続くでしょう。